今回も国産ヴィンテージジーンズシリーズ。
バイスラーと言うブランドのジーンズを紹介してみたいと思います。


VICERER
かつて岡山県井原市にあった三啓被服さんのブランドのようです。
三啓被服さんでは他にもDANSUNNY(ダンサニー)と言うブランドもあったようです。
バイスラージーンズのディテール
バイスラーのジーンズは3本所有しています。
真ん中のパッチが付いてる物を中心に紹介していきます。

紙パッチ
パッチは綺麗に見えますが、硬くなっていて穿いたりすると砕けそうです。
ちょっと怖そうな強そうな人がプリントされています。
American Original Jeans Pantsに時代を感じます。
MATERIAL U.S.Aの表記があるのでアメリカ製の生地が使用されています。
03は型番だと思われます。

他の2本にもパッチがありましたが砕けて無くなりましたが全く同じデザインでした。
型番が左から02、03、04になります。
フラッシャー
小さめで六角形のフラッシャー。
こちらも3本共通でした。
毎度の事ながら日本のメーカーの物には見えません。

トップボタン、ジッパー
VICERERと月桂樹の刻印。
02と04のボタン横はVステッチかと思ったら、よく見ると逆Vステッチの様な珍しいステッチです。
03は通常のVステッチ。


02と04のジッパーはTALON。
03はSTRONGと刻印されたジッパー。


デッドストックなのでジッパーが付け替えられた可能性も低い気がしますが、見た事も無いジッパーなのでかなり気になります。


当時のタロンやスコービルの裏にはUSAの刻印がありますがSTORONGジッパーの裏の刻印はNO.5でした。
織りネーム


ぱっと見た感じ同じですが下部の表記が違います。
バックポケット、赤タブ
バックポケットはBIGSTONEやCOSMOと同様に平行な二本線のステッチ。
赤タブは右ポケットの内側ではなく外側につけられています。
まさかのVICERERではなく100%COTTONの表示。


社名(ブランド名)ではなく素材をアピールしCOTTON100%ではなく100%COTTONが私のツボにハマりました。
因みに片面タブです。
こちらも共通です。
コインポケット、アウトシーム
02、03、04の最大の違いはここだと思います。
- 02と03はアウトシーム脇割り
- 04はアウトシーム片耳
- 02はコインポケット耳無し
- 03と04はコインポケット耳有り
になります。
04はこれ1本しか見た事がありませんし、04だと耳付きなのかは断言できません。
03と04のコインポケットの耳は2本線のラインが入っていますが、04のアウトシームの耳のラインは1本となっています。

04は同じジーンズに2種類の耳が使われていますが別の生地が使われているのでしょうか?


アメリカ製と表記されていますが、どこのメーカーの生地か明記されていません。
コーンミルズ製の生地の可能性は高い気はしますが、もしそうならビッグストーンと違う生地なのかもしれません。
生地
04の生地が他より黒みが強く感じました。
未着用の03は毛羽立ちの強い生地です。

ー
コメント