女性に人気のモデルと言えば、リーバイス701が有名だと思います。
そんな701に興味が湧き、調べてみると多くのメーカーから701タイプのジーンズが出されていて人気の高さが伺えます。SNSでも大人気だと感じています。
調べた事がきっかけで今まで私に馴染みのなかったメーカーも知る事ができて新たな発見がありました。
シルエット的に好き嫌いが分かれたり、似合う似合わないが分かれるモデルだと思います。
買おうか暫くぐらい悩み、買うと決めてからメーカーとサイズ選びに数ヶ月悩み買ったのがこちらです。
LENO KAY
LENO&COというメーカーの701タイプKAYを購入しました。
LENOのジーンズで1番人気なのがKAYになるそうです。
マリリン・モンローが穿いていた事で有名な701ですので、他社ではマリリンやモンローデニムなどという名前で売られています。
LENOの場合はマリリン・モンローが出演した映画の役名からKAYと名付けられたようです。
KAYのサイズ展開
LENOのレディースのジーンズはKAYを含め4種類ありますが全て共通になり、000、00、01、02、03、04の6種類になります。同じ000でも品番ごとにサイズやサイズ感は違うので注意が必要です。
メンズのジーンズは通常のインチ表記になります。
02サイズを購入しましたが、かなりサイズ選びに悩みました。
サイズ選びに悩んだ理由
KAYに限った事ではなく、全てのジーンズに言える事ですが、販売されてるショップによりサイズ表記が違う事が理由の1つ目です。
測り方や個体差で1~2センチぐらいあるのは仕方ないと思いますが、ショップにより公式サイトより±5cmも差があると迷いが生じます。
迷いに迷いましたが公式サイトを参考に購入しました。
理由の2つ目は701タイプはシルエットが独特なのでサイズ選びに迷いました。
02サイズですが、実際に大きいのか小さいのかすら予想がつきませんでした。
701はトップスをインして穿くのが主流だと思います。
モデルさんの身長と体重と着用サイズが載ってるサイトを参考にしようと見てみました。
私より10キロも軽いモデルさんが02サイズを綺麗に穿いてるを見ると、サイズを上げたほうが良いのかと更に迷いました。
しかしトップスをインしていましたし、気持ち大きめに見えたので02サイズでも大丈夫なのだろうと考えました。
LENOKAYの付属品
フラッシャーなどは無く、紙タグが付いていました。
GOOD STANDING CO.LTDは運営会社なのだと思います。


LENO KAYのディテール
トップボタン
トップボタンはLENO&COMPANY★JAPANの刻印入りで鉄製。ボタン横はVステッチ。
ボタン裏は磁石の反応無しで、丸い刻印入りです


WALDESジッパー
LENO KAYに使用されてるのはWALDESジッパー。
1930年代にアメリカに実在したブランドで、現在は朝日ファスナーさんが複刻されています。
当時と同じ規格で作られているこだわりのジッパー。


縫製糸
オレンジとイエローの2色使いで、全て綿糸が使用されています。
数種類の異なる太さの糸を使用しています。

革パッチ
本家リーバイスの複刻LVC701は布パッチを使用していますが、他のメーカーは革パッチや紙パッチを使用しています。
LENOKAYの場合、羊皮の革パッチが使われていました。
刻印や文字は無くシンプルですが、とても良いと思いました。

アウトシーム
オリジナルヴィンテージの701は平耳だっり脇割が使用されています。
平耳付きだと、ライトブルー(グレー)とピンクのステッチが使用され、複刻やレプリカでも使用するメーカーがあります。
LENO KAYもライトブルーとピンクのステッチが使用されていますが、オリジナルや一部メーカーとは異なり青赤赤青の配列ではありまんでしたが雰囲気は抜群です。
コインポケットにも同様の平耳が付いています。


耳の幅は狭く、耳の幅は均一ではなくランダムになっていて手持ちのリーバイスヴィンテージジーンズみたいで私の好みです。

リベット
リベットと裏は磁石の反応がありませんでした。


リベットには刻印がありませんでした。
リベット裏はボタン同様丸い刻印。
隠しリベットは叩かれた傷のような物があり、こちらも雰囲気が大変良いと思います。

バックポケット
大きめのバックポケット。
赤タブやピスネームはありません。
シンプルに品質で勝負という感じを受けました。
LENO&COはメンズも展開していますが、レディースが主力だと思います。
このようなブランドが鉄製のボタンや全て綿糸を使用したり、耳の幅が不均一だったりした事に私は驚き感激しました。
LENO&COのこだわりが感じられました。
シルエット
先程も触れましたが、701と言えばハイウエストでルーズなシルエット。
LENO KAYは他のメーカーより作りが大きめで、股上も更に深いようです。
購入時に写真を取り忘れたので糊落とし後の写真です。


生地
ヴィンテージ701と同様ライトオンスな生地を使用。
他のメーカーだと11オンスだったりするようですが、LENO KAYは12オンスで個人的には嬉しいポイントです。
生地は青味が強く、毛羽立ちもあり。

LENOKAYを実際に穿いてみた
緊張の一瞬でしたが、穿いてみました。
予想してたよりウエストにも余裕があり、ヒップも余り気味でした。
大き過ぎるわけでもないのですが、01サイズで良かったかもしれません。
寒い時などトップスをインすればいい感じになりそうですが、それでももう少し小さいほうが良い。
KAYは防縮加工済みの生地で、リジッドから糊落としをすれば2、3センチ縮むそうです。
LENOKAYを乾燥機にかけてみた
メーカーでは乾燥機は非推奨になっていますが、更に縮ませる手段として自己責任で乾燥機にかけてみました。
お家で洗剤は使わずにお湯のみで糊落としをしたあと、コインランドリーの乾燥機で高温で40分まわしてみました。


因みに糊付けはバリバリに固くなく、とても柔らかかったです。
この辺は、リジッドジーンズ初心者や女性向けにという配慮なのかもしれません。
リジッド状態と糊落とし乾燥機後のサイズを表にしてみました。
LENO KAYを乾燥機にかけたらどうなるんだろうと思ってる方がおられましたら参考になれば幸いです。
ウエスト | 股下 | 股上 | ヒップ | わたり | 裾幅 | |
LENOKAY リジット | 34.5×2 | 82 | 37 | 53×2 | 32 | 22 |
LENOKAY ワンオッシュ乾燥機 | 32×2 | 77 | 36 | 52×2 | 31 | 21.5 |
ロールアップして穿く方の多い701だと思いますが裾上げをしてもらいました。オリジナルの裾はユニオンスペシャルを使用したチェーンステッチでしたが裾上げもユニオンスペシャルチェーンステッチです。

ワンオッシュ乾燥機後の革パッチはこのように変化しました。

買ってみて大満足でした。
可愛さだけではなくヴィンテージを意識、追求した品質の高さに感動しました。
オンスも低くてワイドなシルエットなので穿き心地はとても良いです。
他のメーカーの701タイプや、KAYの姉妹モデルのLUCYも気になってきました。
これからKAYを買おうか悩んでる方、男性の方でも701タイプに興味がある方の参考になれば幸いです。
KAYがリニューアル
LENO KAYがリジッドからワンウォッシュ仕様にリニューアルされたようです。
- 東京のLENO ATELIER SHOP
- 大阪のLENO UPSTAIRS
では引き続きリジッドを購入できるようです。
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